稽留流産手術(子宮内容除去術)当日を迎えました。
手術当日の朝より絶飲食になります。
朝から点滴が始まり術後まで続きます。
先生の診察と手術の説明を受けた後、子宮頚管を拡張させる細い器具を挿入します。
これがとても痛かったです。(>_<)
この事前準備は、子宮頚部に時間が経つと膨張したり子宮頚管が柔らかくなったりする棒状のものを挿入します。
数時間経つと膨張し子宮頚管が広がるので手術器具が子宮内まで挿入することができるようになります。
子宮頚管に詰め込むように挿入するので痛くて思わず「痛~~~!」と声が出てしまいました。
そして手術室へ移動しました。
色んな事が頭をかけめぐり途端に涙が溢れてきてしまいました。
看護婦さんが涙を拭いてくれながら「落ち着いてからでいいですよ」と言ってくれました。
「点滴に眠くなる薬が入ります」と言われチクチクしてこれも結構痛かったです。
手術が始まると看護婦さんがずっと手を握っていてくれていました。
術中は痛っ!痛っ!と思うたびに看護婦さんの手をギュッと握りしめていました。
看護婦さんはかなり痛かったと思いますが・・・
術中の途中から眠くなり「終わった」ことをボーっと知り、気づくと病室にいました。
それから2時間位休み、その間は痛みはありませんでした。
点滴をはずし初めてのトイレは看護婦さんが付き添ってくれました。
病室に戻ると久しぶりに歩いたからか気持ちが悪くなり、少しお腹も痛くなってきました。
生理2日目位の出血もありました。
それから30分後、ご飯も食べられ食後に抗生物質の薬、痛め止めを飲みました。
日帰りでもできる手術でしたが、仕事が休めたので入院することにしました。
思ったより体がきつかったのでやっぱり入院にしておいて良かったと思いました。
夕方娘と主人が会いに来てくれました。
娘には手術の理由は言っていなかったのですが、兄弟を作ってあげられなくてごめんね・・・という気持ちと、
この娘が産まれてきてくれたのは本当に奇跡だな・・・と改めて思いました。
稽留流産後の次の妊娠は、2周期(2回生理が来る)空けるようにとの事でした。
体と心を休め、赤ちゃんを受け入れる準備期間が必要です。
次もまた流産してしまうのではないか・・不安もあります。
稽留流産になる原因は、ほとんどが胎児の染色体異常によるものだそうです。
稽留流産は、出血や痛みなどの兆候や症状が無いため稽留流産しているとは気が付かずに過ごしていることもあるようです。
流産を予防する薬や進行を止める薬は無いので、稽留流産と診断されれば、子宮内をきれいにする子宮内容物除去手術を行うか、自然流産を待つことになります。
手術をせずに自然に出てきてくれるまで待つという選択肢もありましたが、長く子宮内に置いておくことで感染症を引き起こす恐れや大量出血することがあるので、手術をすることを薦められました。
自然流産を待つことにすると、いつ起こるかわからないですし、出血の不安を抱えたまま過ごすより、早く手術を行い子宮内をきれいにすることで次の妊娠に向け体を整えた方がいいと思いました。
また、古い内膜がきれいになり次の妊娠がしやすくなるともいう話もあります。
稽留流産はとても悲しいことですが、次の妊娠のためのステップとして落ち着いて前向きに考えたいと思います。