どのくらいの期間妊娠しなかったら不妊症と考えられるのでしょうか?
「避妊をせずに1年たっても子供ができなければ不妊症」と定義しています。
一般的に、避妊を行わず夫婦生活も行っている場合、全体の80%の夫婦が1年以内に赤ちゃんを授かることができ、2年以内になると90%の夫婦が赤ちゃんを授かることができるとされています。
6組の夫婦のうち、1組は不妊症として悩んでおり、不妊症は決してめずらしい事ではなく、もっと身近に迫った問題となっています。
日本が不妊症率が高い原因として考えられるのはやはり晩婚化の傾向にあることです。
もっとも妊娠しやすい時期が20歳前後なので、晩婚化して子どもを産む時期が遅れれば必然的に不妊症の比率は高くなると考えられます。
高齢の夫婦では自然妊娠できる期間も短くなるのでより早期に検査と治療を開始したほうがよいという考えが一般化してきています。
日本よりも高齢になってからの出産を考えるカップルの多いアメリカでは35歳以上の女性には「半年」で不妊検査を受けることを推奨しているそうです。
月経不順や、子宮内膜症や子宮筋腫があって月経が辛いなどの症状がある場合は、不妊症である可能性が高くなり、妊娠することが難しい場合もあるので病気や不安な要素がある場合には、不妊期間をまたず早めに産婦人科に行ったほうがいいとされています。
赤ちゃんが欲しいと思っているにもかかわらず、なかなか妊娠しない場合には、専門の医師等に相談することが大切になります。