不妊治療の末授かった高齢出産ブログ

7年間の不妊治療とヘルプ症候群を経て37才で出産。 同じ悩みをもつ人のブログに励まされました。このブログも誰かの役に立てば嬉しいです。

不妊治療の知識(体験談)

不妊治療の内容 3つのステップ  不妊治療の期間は?

投稿日:2017年2月11日 更新日:






基礎検査後、二次検査としてあるのが腹腔鏡検査・MRI検査/CT検査です

 

〇 腹腔鏡検査

腹腔内を調べる内視鏡検査。

全身麻酔下で、腹壁を切開(2~3ヶ所、各1センチ前後)して行う。

卵管の閉塞、卵管と卵巣周囲の癒着、子宮内膜症、多嚢胞製卵巣症候群、チョコレート嚢腫、卵巣嚢腫などの検査や治療に用いられます。

 

〇 MRI検査/CT検査

体の断層写真を撮ることが出来る装置です。

子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などの状態(大きさや位置など)を診断できます。

 

検査後、不妊治療には大きくわけて3つあります

 

STEP1では、タイミング法、薬物療法などを行います

〇基礎体温グラフや超音波検査などによって排卵日を正確に予測し、排卵日の少し前に性行為をして妊娠の確率を高める方法です。

通院して排卵日の予測の精度を高めることで妊娠率が高まります。

 

〇排卵誘発剤の服用・・・薬で卵巣を刺激することによって成熟した卵胞の数を増やし良質な卵子を育てます。

排卵する力が足りない場合に、排卵を促す手助けをしてくれる役割も担っています。

特に排卵に問題の無い女性や不妊の原因が特定できない場合にも、排卵誘発剤でより確実に排卵を起こさせることで、

妊娠の成功率をあげることに役立てています。

 

〇hMG注射・・・排卵誘発剤の薬が多少の効果は認められたけど十分ではなかったと言った場合に使われる注射薬で、

卵巣刺激ホルモン(FSH)と、黄体化ホルモン(LH)の両方が入ったホルモン剤で月経開始後数回に渡り筋肉注射を行う方法です。

 

STEP2では、人工授精を行います

排卵のタイミングに合わせて、精液を直接子宮内に注入して、自然な妊娠を期待します。

一般不妊治療で妊娠できなかったときに、次の治療法として選択されます。

また、男性側に不妊の原因(勃起不全、射精障害、精子無力症)が認められる場合に、直接子宮内に精子を送り届けて妊娠をサポートする方法です。

精液を採取し、遠心分離などの方法を用いて運動性良好な精子を回収し、専用の細いチューブを使って子宮に注入します。

 

STEP3では、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を行います

卵子と精子を体外で一緒にしたり、精子を卵子に注入したりすることでできた受精卵を子宮内に戻し妊娠を期待します。

体外受精は、女性から卵子を、男性から精子を取り出して体外で受精させ、培養した受精卵を子宮に戻すことで妊娠率を高める方法です。

男性と女性それぞれに不妊の原因があって、人工授精までの治療では妊娠が困難だとわかっているときに行われます。

費用も他の不妊治療と比べても高額で、受精卵をどれくらい培養するのかでも金額は変動します。

 

精子の状態が悪いと体外受精をしても受精は起こりません。

このようなときには顕微授精を行います。顕微授精は、体外受精のように精子と卵子の自然受精ではなく、

精子を細いガラスピペットを用いて直接卵子に注入して授精させ、その後受精卵を培養して子宮へ戻す方法です。

 

不妊治療の期間

不妊治療の期間は個人差が大きく、不妊治療を始めてすぐに妊娠できたという人もいれば、顕微授精まで行っても妊娠できず、妊娠するまでに3、4年かかったという場合もあります。

不妊治療を始める年齢も違えば、原因も違うので、正確に把握することは難しいです。

できるだけ早く始めたほうが妊娠率が高く、治療期間が短くてすむ場合が多いこともわかっています。

婦人科へ行くことは最初勇気がいることですが、悠長にしていると妊娠の適齢期を過ぎてしまいます。

卵子の老化は、女性にとって避けられない現象です。

卵子は産まれたときから体の中にあります。

毎日作られる精子と異なり新しく作られることはありません。

年を重ねるほど卵子も年をとり、減り続けるのです。

卵子が老化すると体外受精をしても育たないケースが増えてきます。

不妊治療を受けるかどうかで考え込む前に、まずは一度婦人科を受診してみてはいかがでしょうか。

 

不妊治療を行うときは、男性も「不妊の原因は自分にもあると思い、検査や治療を積極的に受けること」を理解してほしいです。

不妊治療では、様々な検査や治療法によって妊娠をめざすことになりますが、すぐに妊娠・出産まで到達できるとは言い切れません。

何度も流産を経験してしまうなど、精神的にも経済的にも苦しい時期を過ごす夫婦は少なくありません。

片方が「どうしても子供が欲しい」と夫婦の間で温度差を感じたり、仕事を早退して受診しなければならなかったり、治療費が増え経済的に苦しくなったり、高度医療にどのタイミングでステップアップするか悩んだり・・・

一番は終わりがみえない、治療をいつやめるのか決めることが悩みの種になります。

 

私は7年間の不妊治療の末授かることができましたが、もっと早く婦人科に行っていれば良かったと何度も思いました。

ただ、もう無理かな・・そんなにがんばらなくてもいいかな・・・と思った頃に授かったのです。

婦人科には早い時期に受診し、でも気持ちは自分を悪く思ったり追い詰めたりすることなくゆったりした気持ちで過ごすことが大切なのかなと思います。

アドセンス記事下ダブルレクタングル大用

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