【 不妊症6年目 】 13/21
不妊学級に参加する
人工授精(AIH)をすることを決めてから、通院している病院で行われている「不妊学級」に夫婦で参加するように勧められました。
不妊治療専門スタッフによる説明会を毎月1回行っていて、不妊治療を考えている夫婦、不妊治療中の夫婦を対象に無料で開催しています。
前半は妊娠のしくみ・卵、精子について・検査・排卵誘発剤・タイミング・人工授精・妊娠率など。
後半は体外受精と顕微授精の違い・スケジュール・費用・助成金申請・妊娠率など。
不妊は女性だけの原因ではなく男性の原因であることもあります。
男性は女性の体や不妊についてあまり知識がなかったりなかなか女性からは話ずらい事もあります。
なのでこの不妊学級に参加し、専門の先生から話が聞けて夫婦そろって不妊についての理解を深め、二人で協力していこうと改めて考えさせられる場になりました。
毎月1回あるにもかかわらず、会場は満員で不妊症の方は増加しているんだな、みんながんばっているんだなと思いました。
今までしたことのない治療はやっぱり怖いですし、でもこの治療で今度こそ赤ちゃんができるんじゃないか・・・と
不妊治療は緊張と不安と期待の連続です。
人工授精とは
人工授精とは
卵子と精子が受精するのは、卵管の先端近くの卵管膨大部と言われています。
精子が卵管膨大部に到達しやすいように子宮の中に注入し、自然な受精を助けてあげます。
精液をそのまま子宮腔内に注入することはなく、通常、精子を濃縮し運動が良好な精子を回収するために遠心分離し、精子洗浄培養液で洗浄します。
この作業にて精液に混じった細菌や赤血球や白血球も取り除くことができます。
私は排卵誘発剤(クロミッド)を飲んで排卵日を予測してもらい、人工授精の予定の日にまだ排卵していなかったのでhCG注射をうち卵胞を排卵させました。
初めての人工授精
前日の診察で容器を受け取り、人工授精当日の朝、精液を持っていきます。
精子の調整に1時間30分程かかります。
私はドキドキしながら診察台に横になりましたが、先生や看護婦さんが優しく声をかけてくれました。
痛いのかな・・・と不安でしたがすぐに内診がはじまって
「では今から入っていきますからね~」と言われてからはあっというまに終わり、痛みもなかったです。
注入後は「5分間そのまま診察台に横になって休憩していてくださいね」といわれました。
初めての人工授精が終わってホッとし病室の天井を眺めなら色々考えていました。
人工授精の費用は26,000円でした。
費用はかかりますが、人工授精の妊娠率は5~10%だそうです。
でも「今回は赤ちゃんできたんじゃないかな~」
とても期待していました。
でも、そんなに簡単にはいかないですね。
今回はダメでした・・・。
この病院には5ヵ月通院しましたが私たちは遠方へ引越すことになり、また一から不妊治療の病院を探さなくてはいけなくなりました。