不妊治療の末授かった高齢出産ブログ

7年間の不妊治療とヘルプ症候群を経て37才で出産。 同じ悩みをもつ人のブログに励まされました。このブログも誰かの役に立てば嬉しいです。

つぶやき

産婦人科の待合室がつらい。妊婦や子連れに囲まれた不妊治療の待ち時間。

投稿日:2017年2月9日 更新日:






つらいですよね。

不妊治療をしている人にとっての産婦人科の待合室。

産婦人科の待ち時間は長い!そして辛い!

婦人科はとにかく待ち時間が長いのが苦痛でした。

会社を休んで、朝から並んで2時間、3時間待つのは当たり前でした。

都会のクリニックでは、通院に往復4時間、待ち時間3時間、診察時間5分なんて日もあったくらいです。

このことが逆に不妊につながっているんじゃないかと不安になるくらいでした。

さらにつらいのは・・・。

妊婦と同じソファーに座るつらさは言葉に出来ない。

目の前に妊婦さんが座っている。
きっと出産に向けて不安と期待でいっぱいでしょう。

中には子連れの妊婦さんもいます。

本来なら微笑ましく思える光景なのでしょうけど・・・。
自分にはそれを喜んであげる余裕はありませんでした。

お腹も大きくない。

子供連れでもない。

年齢だって妊婦さんよりずっと年上。

「この人なんでここに座っているんだろう?」

そんな目で見られているんだろうな。

そう考えると、逃げ出したくなるような気持になります。

目の前の妊婦さんの事より、自分がどう見えているのか考えてしまう。

そして、

「何で自分はこんなところに座っているんだろう」

「私って何なんだろう・・・」

早く家に帰りたい。

子供が近づいてくる。

複雑な気持ちを抑えて笑顔で声をかける。

「すみません~」とお母さんの声。

なにか圧倒的な負けというか、恥ずかしさというか、耐えがたい気持ちになる。

するとバタバタと看護師さんが慌ただしく動いている。

「オギャー、オギャー」と大きな産声がする。

「あそこに座っていた人たちは出産を待っている家族だったんだ・・・」

そして産婦人科は幸せに包まれます。

私をのぞいて・・・。

不妊治療の患者と妊婦、待合室は別々に分けてほしい!

若い方ならいいでしょう。
時間がたくさん残っているから。

治療を始めたばかりの方ならまだ平気でしょう。
まだまだステップが残っているから。

でも不妊治療を何年もやっている方。
その為に職を変えた方、やめた方。
家族と喧嘩した方。
治療費がかさみ経済的に苦しくなってきた方。

なんだかんだ言っても辛いですよね。

誰が悪いとかではないです。

誰も悪くないんです。

でもつらいですよね。

上で書いた通り「産婦人科」って、立場が違えば天国と地獄です。

大きなお腹をしあわせそうになでる方の隣で流産手術を待っている場合もあります。

病院の設計をするときに産科と婦人科を分けてくれたらいいのに・・・。

国の方針でやってくれたらいいなと思う。

今までいくつも病院に通いましたが、婦人科と産科に分かれている所もありました。

不妊治療で有名な婦人科では「子供連れの診察は控えてください」という所もありました。

そんな病院を選びたくても田舎なので市に産婦人科が1つしかなく選択肢がない時もありました。

妊婦と不妊治療の患者は、医者は同じ産婦人科医かもしれませんが、立場は全く反対です。

そういう心遣いがあるクリニックなら、不妊治療の患者さんも心を乱さずに治療を受けられるはず。

できれば国でも推奨してくれたらいいと思います。

どうか待合室だけでも別にしてくれたらと切に思います。

アドセンス記事下ダブルレクタングル大用

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