不妊治療の助成金【特定不妊治療と一般不妊治療】市町村での違いは？

Contents

自分の市町村に不妊治療の助成金制度があるか調べよう！

不妊治療で自治体から助成金が出るの知っていますか？

不妊治療には色々なステップがあります。
まずはタイミング法や人工授精、漢方薬や鉄剤での体質改善を行うのが一般的だと思います。

体外受精などの高度な不妊治療しか助成金がもらえないと思っている方が多いと思います。
でも初歩的な不妊治療でも補助金を出す市町村ってあるんですよ。

どんな治療が助成の対象になっているのかを知っておくと、助成を受けるチャンスがあるかもしれません。

不妊治療のステップで言えば、初期の段階です。

体質改善を行なったり、妊娠しやすいタイミングを計ってもらったり、人工授精をしたりすることを指して一般不妊治療といいます。

人工授精とは旦那の精子を採取して病院で洗浄や選別を行い、奥さんの子宮に注入してもらう治療です。

体外受精とは違い受精は体内で行われます。

性行為を行うのが難しかったり、精子の運動率などに問題があったり、タイミング法（第１段階）でなかなか妊娠しない時の次のステップ（第２段階）の治療として人工授精が行われます。

人工授精などの一般不妊治療を複数回やってもうまくいかなかった方は特定不妊治療のステップに進みます。

大雑把に言えば体外受精のことです。
卵子を採取して体の外で受精させてから、受精卵を子宮に戻す治療です。

さらに高度な治療には顕微授精などもあります。

⇒　「卵子に精子を振りかけて、受精を待つ」

⇒　「卵子に精子を直接注入して受精させる」

これらの治療は治療費が数十万円掛かりますので、経済的な負担が大きい治療です。

一般的に体外受精についてはほぼすべての都道府県で助成があるようです。
居住する都道府県のホームページで「特定不妊治療の助成」という項目を見れば確認できます。

一般不妊治療の助成については、助成がある市町村とない市町村があります。
さらに支給の条件や金額なども各市町村によりバラバラです。

一般不妊治療に対して助成金が設定されている自治体は、子育てに優しい自治体です。

人工授精は保険が利かないため、一般不妊治療の中では高額な治療費が掛かります。
検査や準備、実施で３万円～１０万円程度掛かると思います。

また、漢方薬での体質改善にもお金が掛かります。
１ヶ月１万円～３万円くらい掛かると思います。

自治体によっては、こういった漢方薬での治療まで助成してくれる市町村もあります。

自治体による格差とは、主に「一般不妊治療に対する助成制度があるか？ないか？」です。

あなたの街に助成制度があるか？一度確認して見ると良いです。

また隣接する市町村の方が助成制度が充実している場合は、引越しもひとつの選択しに入れていいと思います。

いつまで続くか分からないのが不妊治療です。
助成金が出ると経済的にも精神的にもかなり助かります。

本当なら、全国統一で一般不妊治療にも助成金を出してもらえたら一番いいんですけどね。
助成制度について知らない方への参考になれば幸いです。