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妻が不妊治療の為に服用した漢方薬の効果について
~旦那より~
私たち夫婦は、不妊治療のひとつとして漢方薬局に通いながらの漢方による不妊治療(体質改善)を行いました。
妻の治療がメインです。
そして最終的には妊娠・出産することが出来ました。
そこで、この漢方の治療がどの程度有効だったのかを主観で書いてみます。
かなり独断と偏見もあります。
話半分で聞いていただいて結構です。
けっこう長文です。
適当に読み流してください。
結論! 体質改善と妊娠に漢方が役に立ちました!
漢方薬を服用して妻の体質はかなり改善しました。
この体質改善が妊娠の大きな要因のひとつだと思っています。
もちろんすべて漢方のおかげだとは言いません。
内膜症の手術など他にも有効だと思われた治療があります。
ですが私たちの実感としては「漢方の力は大きかった」と感じています。
弱かった胃腸の機能が改善された
妻は子供の頃から胃腸が弱かったようです。
「お腹が弱い」という事は、妻の人生の大きなネックとなっていました。
小さい頃から何をするにも常に念頭にあり、おなかを壊すことにおびえる日々だったようです。
でも漢方のおかげで胃腸が強くなったのか、おなかを壊さなくなりました。
この事は不妊治療という範疇にとどまらず、妻の人生に大きな影響を与えました。
もちろん良い影響です。
アイスが食べられるようになった。
結婚当初の妻はアイスクリームが食べられませんでした。
なぜならすぐお腹を壊すからです。
アイス、ソフトクリーム、カキ氷のような夏のスイーツは全く食べていませんでした。
私だけ食べる気にもなれないので、買い物に行っても冷たいデザートは買いませんでした。
でも不妊治療で漢方を飲むようになって数年。
今ではバクバク食べるようになりました。
アイスを食べてもおなかを壊さなくなったのです。
おばさんになってたくましくなったからじゃないかって?
まあそれも否めませんが、やはり漢方のおかげかなと思っています。
冷たいお水が飲めるようになった。
妻は一緒に食事に行ってもお冷が飲めませんでした。
なぜならおなかを壊すからです。
なので温かいお茶を頼むか、お茶がないときは飲み物を我慢していました。
みんなでスポーツをして汗をかいても、妻だけはジュースを飲まずにいました。
これもおなかを壊した後のことが不安だからです。
「えっ?こんな暑いのに、熱いお茶飲むの?」って感じでした。
灼熱の太陽の下でスポーツをやって汗だくなのに、冷たいジュースもスポーツドリンクも飲めません。
なので妻は夏場にホット飲料が売られている自動販売機を見つけると、飛び上がって喜んでいました。
この問題も漢方を飲んだ数年後には解消されました。
冷たいコーラを喉を鳴らして飲みながら「こういうの夢だったんだ!」と嬉しそうに話していたのを覚えています。
冷え性だった妻。今は靴下いらず!
結婚当初の妻はとても寒がりでした。
俗に言う「冷え性」です。
靴下2枚履きで就寝
夏でも靴下を履いて寝ます。
熱帯夜なのに靴下を2枚重ねて履いて寝る事も良くありました。
「寝苦しくないの?」と聞くと「寒いから・・・」というお決まりの言葉が返ってくるのです。
いまでは裸足!
漢方を数年飲んでから、この冷え性も改善しました。
就寝時にあんなに重ね履きしていた靴下を一切履かなくなったのです。
よっぽど寒い冬の日でもない限り、「靴下履くと寝苦しいから」といって裸足で寝ます。
本当にびっくりするくらい変わりました。
逆に私は腰痛からくる神経痛で足が冷えるようになり、今では靴下を履くようになってしまいました。
漢方の効果はいまだに続いている!
漢方を服用したのは妊娠前の3年間~4年間だったと思います。
本人いわく「奇跡が起きた!」という程の改善ぶりでした。
それから5年以上経過しました。
今は漢方を飲んでいませんが、今でも冷え性もなく胃腸も快調です。
漢方は主に「婦宝当帰膠」を服用。
基本的には漢方薬局に月に1~2回通って、中国政府が認定する国際中医師の資格を持つ先生に診察してもらい、状況にあわせて漢方を処方してもらっていました。
最後の方は、産婦人科の先生に漢方を処方してもらい保険適用のツムラの漢方を服用していました。
でも全体の9割は漢方薬局での処方です。
期間を通してずっと飲んだのは「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」というものです。
シロップみたいな黒い液体を飲んでいました。
他にも「逍遥散(しょうようさん)」、「温経湯(うんけいとう)」、「参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)」などという物も飲んでいたようです。
感覚として婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)が体質改善に一番寄与した気がしています。
最初からずっと飲み続けた商品でしたから。
婦宝当帰膠の効能
更年期障害、頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、耳鳴り、生理不順、生理痛、冷え症など。
女性特有の症状に効果ががるようです。
婦宝当帰膠の成分
1日量8ml中に下記成分及び分量の生薬より製した婦宝当帰軟エキス4.3ml及びアキョウ0.36gを含有します。
トウキ5.52g、オウギ0.36g、ジオウ0.36g、ブクリョウ0.36g、シャクヤク0.36g、センキュウ0.16g、カンゾウ0.16g、党参0.36g
※添加物として白糖を含有します。
婦宝当帰膠の価格と服用量
ざっくりというと、価格は1本300mlで6,000円ちょっとです。
1日8mlの服用ですから、1本で約1ヶ月分といった感じです。
漢方治療の良い所
費用は高いが仕事に影響が出ない
漢方を始めるとそれなりに費用が掛かります。
症状によりますが、だいたい毎月1万円~2万円の出費だと思います。
ですが自宅でいつでも服用できるし、会社を辞めたり休んだりする必要がありません。
体が元気になれば仕事も頑張れます。
余計なストレスにさらされなくて済む
通院での治療は大変です。
遠くの病院まで通う事も良くあります。
何時間も待たされます。
慣れないと恥ずかしい事もあります。
痛い治療をして涙が出ることもあります。
医者から無神経な言葉を投げかけられる事だってあります。
漢方ならそういう事がありません。
自宅で服用するだけです。
まずは体質を改善し、体調を整えましょう。
不妊治療のストレスに耐えられる健康体を作る事も大切なのです。
もしかしたらそういう間に自然妊娠するかもしれません。
不妊治療をバックアップしてくれる
漢方で体質が改善されれば妊娠のベースとなる体ができます。
例えば、黄体ホルモンの分泌がよくなるかもしれません。
貧血が改善され子宮内膜の厚みが増すなど子宮の状態がよくなるかもしれません。
体外受精をするとしてもこれらは大切な事です。
良い卵子が育てば受精・分割・成長がうまくいくでしょう。
子宮内膜がフカフカなら着床にも成功するでしょう。
高度な医療があれば体質が悪くても妊娠するという事はありません。
西洋医学と東洋医学は2つ合わせて初めて効果を発揮します。
健康体なれば良い事だらけ。
妊娠しやすいからだとはズバリ健康体のことです。
妊娠する・しないに関わらず、まずは健康になれるように漢方を試してみて下さい。
私の妻のように「胃腸が強くなる」、「冷え性がなくなる」などの効果がでてきたら人生前向きになれます。
笑顔が増えて「人生が変わった」と思う事で逆に体質も改善されるかもしれません。
本来、不妊治療をしているかどうかは関係ないんです。
冷え性や貧血などの女性の悩みを持つ人にはすごく有効だと思います。
体調が悪くて眉間にしわを寄せながら生活している方は一度漢方を試してみましょう。
漢方が人生を明るい方に導いてくれるかもしれません。
良い漢方医に出会えますように!
ちなみに私たちの通った漢方薬局の先生はとても優しく、いつも丁寧に診察してくれました。
体調の変化や不安な事などこちらの話、要望を時間をかけて聞いてくれました。
漢方医としてもカウンセラーとしても優秀な方でした。
漢方薬局では舌を見たり手や脈を見ながらの診察します。
その間、患者の訴える症状をしっかりとヒアリングしてくれます。
病院の医者のように血液検査の結果とかレントゲンの結果をみながら冷たく話す感じではありません。
目をみたり表情を見たり、話にうなずいたりしながら患者全体をしっかり見てくれます。
とにかく話を聞いてくれます。
診察中は凄く人の温かさを感じます。
そして診察結果や本人の話(症状)からどういう漢方が良いか一緒に決めていきます。
患者がないがしろにされることはありません。
私たちも「東洋医学には東洋医学の良さがあるんだなぁ」と実感しました。
不妊治療で病院の医者の診察態度にストレスをため込んだ方。
一度、漢方薬局に行ってみてください。
きっと癒されますよ。
病院帰りはいつも不安そうな顔の妻も、漢方薬局の帰りは癒されて穏やかな顔でした。
私もいつも一緒に話を聞きましたが、いやな感じを受けたことは一度もありませんでした。
今となっては感謝、感謝です。
最後にひとこと!
仕事をしながら不妊治療するのは大変です。
いっそ仕事をやめて不妊治療に専念しようかと迷う方も多いでしょう。
でも仕事をやめると収入が減り、経済的に苦しくなりますよね。
漢方は結構値段が高いです。
金銭的に余裕がないと手が出にくいです。
もしまだ若くて時間的な余裕があるのなら、まず漢方飲んで見るのもおすすめです。
じっくり体質改善をすすめるのもありだと思います。
まだ結婚していない女性でも、将来出産を望む方がほとんどなはず。
であれば漢方で体質を改善しておきましょう。
漢方は高いと思う方も多いですよね。
でも旦那さんのタバコやお酒、趣味の車いじりなど結構お金使っていませんか?
奥さんの洋服や宝飾品代なども結構しませんか。
スマホ代などに意味の分からないお金を使っていませんか?
そういうお金を夫婦で少し節約すれば漢方は買えます。
漢方は心と体にジワリジワリと聞いてきます。
私たち夫婦はいまだに「漢方を飲んでよかったなぁ」と話をします。
特に女性の方、一度漢方を試してみてください。
あなたの体にはそれだけの価値があるのですから。